ピアノ教室の発表会で緊張しない方法とは?普段からの対策や当日…
News
2024/10/21
ピアノ教室の発表会で緊張しない方法とは?普段からの対策や当日試したいこと、心構えを解説
ピアノの発表会は、日々の練習の成果を存分に発揮できる機会です。ところが緊張してしまいいつも通りの演奏ができず、失敗や後悔をしてしまう人も少なくありません。今回の記事では、ピアノ教室の発表会で緊張しないために、普段の練習や当日ぜひ実践してほしい方法を解説します。緊張をコントロールしたい人はぜひ参考にしてください。
普段の練習で緊張をコントロールする方法
発表会本番での緊張する要因を少なくするために、日頃の練習からできることもたくさんあります。
弾き流しをやめる
普段の練習で、無意識に弾き流している部分があればやめましょう。発表会当日は失敗しないために普段より慎重になる人が多いです。弾き流しをしているところは指遣いや音を意識せずに弾いてしまっているため、発表会では指遣いや音に自信がなくなり、緊張してしまう原因となります。問題なく弾けるところは、弾き流していないかチェックしてみましょう。
中断時、どこからでも弾けるようにしておく
発表会では、ミスや演奏が止まってしまうなどの理由で、途中から弾き直すこともあります。ところが、途中からでは流れに乗れず結局最初からでないと弾けない、という多いかもしれません。普段の練習から曲のどこからでも弾けるようにしておけば、発表会本番で中断してしまっても、慌てずに途中から弾けるため、緊張する可能性も低くなります。
不安なところは早めにしっかり練習する
発表会直前まで間違ってしまうところや、上手く弾けないところがあると発表会当日は失敗する可能性が高くなります。不安なところ、苦手なところは早い時期に克服しておきましょう。しっかり準備をすることで、発表会当日はいつも通りの演奏が実現できます。
ルーティーンやゲン担ぎを決めておく
ピアノの演奏に入るときのルーティーンやゲン担ぎを決めておくと、本番でも平常心を保つきっかけになります。たとえば椅子に座ってから一息ついて演奏する、太ももに手を置いて軽くトントン、と叩いてから演奏するなどです。ルーティーンやゲン担ぎはスポーツ選手でも取り入れている人が多く、大舞台でも緊張せずに普段通りのパフォーマンスを発揮する手段として有効です。ピアノの発表会本番でも練習時と同じ動きをすることで、緊張しにくくなります。
本番を想定したリハーサルをしておく
大勢の前で弾く発表会は、ひとりで練習しているときと同じように弾けないのは当然のことです。発表会でもいつもと同じように弾くには、本番を想定した環境やリハーサルを数多くこなしておくことが有効です。
以下のような本番と同じ環境や、リハーサルの場数を踏んでみましょう。
・本番の衣装やアクセサリー、髪型、靴で練習をする
・ライトを当てる、薄暗い場所などいろいろな照明で練習する
・お辞儀~椅子の高さ調整~演奏の流れで行う
・家族や友人など人前で演奏する
・練習室を借りるなどいつもと違う環境で練習する
・いろいろなピアノで練習してみる
緊張すると自分がどうなるか書き出しておく
身体が震える、喉が渇く、手が冷たくなるなど緊張すると人によってさまざまな異変が出てきます。まず自分が緊張するとどのような状態になるのかを書き出しておきましょう。自分の緊張状態に対する対処法を用意しておくことで、発表会本番では「緊張しても準備ができている」という安心感を持つことができます。
発表会当日の緊張への対処方法
どんなに緊張をコントロールする方法を知っていても、しっかり準備をしても、ピアノの発表会当日はどうしても緊張してしまうことも多いです。もしも当日緊張してしまったときでも、緊張に対しての対処方法を知っておくだけで安心感が得られます。
手を暖めるものを用意しておく
緊張すると、手が冷たくなりうまく演奏できなくなってしまうかもしれません。本番直前までカイロを握ったり、手を握ったりなどして手が冷たくならないようにしておきましょう。
体をほぐしておく
緊張すると、体が硬くなってしまいます。自分の出番が近づいてきたら、体をほぐしておきましょう。肩を上下させたり、首や腕を回したり、ゆっくりと深呼吸をしたりといった方法が有効です。
ゆっくり目で弾くことを意識する
緊張すると心拍数が上がることから、普段と同じテンポで弾いているつもりでも、演奏のテンポが速くなってしまうことがあります。速く弾いていると、緊張で指が動かしにくいことも加わり、失敗する可能性が高くなってしまいます。発表会の本番では、普段よりも少しゆっくり目のテンポで弾くことを意識してみましょう。
下半身に力を入れてみる
緊張すると指や足が震えてしまい、ピアノの演奏がうまくできなくなるという人も多いのではないでしょうか。緊張によって震えが出てきたら、お尻やおへやなどの下半身にぐっと力を入れてみましょう。下半身に力を入れると、神経が力を入れたところに集中するのと同時に、椅子の上で自分の重心を感じることができます。完全に震えを止めることはできないかもしれませんが、「震えたら力を入れる!」と対処法を知っているだけで、緊張が上がってしまうのを防げます。
水分を取るか飴をなめる
緊張すると喉がカラカラになる人は、水分を取ったり、飴をなめたりすることを意識しておきましょう。
自分の演奏の録音を聞いておく
自分の順番が近づくにつれて不安になったり、気持ちが昂ったりしてしまうときには、録音しておいた自分の演奏を聴くことをおすすめします。自分の出番までに他の人の演奏を聴いていると、緊張が増してしまうだけでなく、自分の演奏の音やテンポがつかめなくなってしまうことがあるためです。
本番直前になったら、自分の演奏を聴くことでいつもの自分の音やテンポを思い出せるだけでなく、注意して弾くところなども確認できます。
ピアノの発表会で緊張しないための心構え
緊張する要因には、精神的なこともあります。最後に、ピアノの発表会で緊張しないために覚えておきたい心構えについて解説します。
失敗よりも全体の印象が残りやすい
ピアノの発表会本番で緊張してしまい、失敗してしまうとその印象が残ってしまうと思っている人も多いかもしれません。実はピアノの演奏を聴いている側からすれば、失敗した箇所や演奏が止まってしまった箇所よりも、演奏全体の印象の方が記憶に残りやすいと言えます。たとえ1回失敗しても、あとはミスなく普段通りの演奏ができれば、観客にとってはすばらしい演奏だったという印象になるのです。
1回のミスを引きずってしまい、何度もミスをしたりその後の演奏がうまくいかなかったりするのは、悔しい結果になってしまいます。「ミスをしてもお客さんにはあまり印象には残らない」と考えておくことで、本番は気持ちを楽にして演奏できるでしょう。
観客は敵ではなく味方
客席に多くの人が座っているのを見るだけで、どんどん緊張が高まってしまう、という人も多いかもしれません。観客は敵ではなく、味方と思っておきましょう。観客席に座っている人たちは、ピアノの演奏をする人のあら捜しをしているのではなく、好意的かつ暖かく見守りながら演奏を聞いています。
観客とフレンドリーな雰囲気を作るには、演奏前にしっかりとお辞儀をする、明るい表情で前を向く、といったことも必要です。雰囲気の良い演奏者は、おのずと観客も応援したくなります。「お客様に演奏を楽しんでもらおう」という前向きな気持ちで本番に臨みましょう。
失敗のイメージを持たない
練習ではミスもなく完璧に弾いているものの、本番では失敗してしまう場合、「本番では失敗してしまうかもしれない」といったマイナスのイメージを持っていることが原因であることがあります。止まってしまったら、間違ってしまったら、といった失敗するイメージは持たないようにしましょう。失敗しているイメージを持つことは、本番で失敗をしてしまう疑似体験をしているといっても過言ではありません。本番前から不安な気持ちばかりが大きくなってしまい、実際に失敗してしまう可能性も高くなります。失敗するイメージは持たず「絶対に失敗しない」という前向きな気持ちを持って本番に臨みましょう。
まとめ
ピアノ教室の発表会で緊張しないために、普段の練習での準備や本番での対策方法、心構えについて解説しました。ピアノの発表会は緊張してしまい、普段の力が発揮できない人も少なくありません。普段の準備や当日の対処方法、心構えを覚えておくことで緊張はコントロールできます。ぜひ自分らしい演奏をして、ピアノの発表会を成功させましょう。
市川市真間のピアノ教室「amiピアノ教室」は、お子さんから大人の方まで、ご希望に応じたレッスンを提供しているピアノ教室です。「ピアノをはじめてみたい」「子どものときに習っていたピアノを学び直したい」など、大人でピアノをはじめてみたい方も応援しています。無料体験レッスンも実施していますので、お気軽にお問い合わせください。
営業時間:11時~21時 定休日:月・祝
スタジオを利用してこんな教室も行っています♪
ACCESS
amiピアノ教室へのアクセスです
〒272-0826
千葉県市川市真間5-4-8